最近ランキングで上位に入っている
こちらの本
読み終わりましたので、今回はこちらをレビューしていきます。
著者はあの有名な芸術家 ”岡本太郎”
彼のことは、太陽の塔とか芸術は爆発だ、くらいしか知りませんでした。
しかし本書を読むと、彼がどのような考えのもと生き抜いたかが伝わってきます。
信念を貫き通したといった方がいいでしょうか。
実をいうと読む前まで、芸術家はあまり学がないのでは、という極端な偏見を抱いていました。
その考えは見事に覆されました。
彼は驚くべきことに、経済から哲学さらには科学的なことまで多角的な学識があります。
そのことがヒシヒシと伝わってくる内容です。
本当にすごいと思います。
日本では理系と文系に分類されて、狭い範囲内の内容しか勉強しない気がするので……..
おそらく、彼は私が失ってしまった知的好奇心を、しっかりと持っているのだと感じました。
さて、この本では人生論、行動論、恋愛論などについて独自の視点から語られています。
おそらく、今年読んだ本の中で内容が一番濃密で素晴らしいです。
1ページ目の数行を読んだとき、私の体に稲妻が走ったかのような衝撃を受けました。
今までの自分では思いつかないような、考え方が書かれていたからです。
それにもかかわらず筋が通っていて、説得力を持っていてめちゃくちゃカッコいいです。
間違いなく私の価値観が大きく揺さぶられた瞬間だったでしょう。
と同時に、この本は間違いなく私にとっての良書であると確信できました。
この本を読むと多くの人が自分の生き方、選択の仕方について考えざるを得ないでしょう。
私もその一人です
現在の日本では小中の義務教育を通過し、高校を経て、大学に入りそこから社会へ出ていくことが理想とされています。
大学で学んでいる私は自分で能動的に選択して、今の道を進んできたか疑問を持ちました。
何より今の生活に空虚さを感じてます。
みんなと同じであることが良いとされるこの国で、自分から未知の領域へ踏み込んでいく勇気が必要だったのではないか。と感じるのです。
自分が辿ってきた道が本当に正しかったのか。これはもう過去のことであり、いくら考えても変えようがありません。
それならば、今回の読書で学んだ人生論をもとにこれから先、自分がより良い選択をするしかないでしょう。
小学生や中学生の時に感想文で書いた「今回学んだことを次にいかしていきたい」という薄っぺらい気持ちではなく、本当の意味でこの内容を咀嚼し飲み込み、そして行動することができれば
自分の世界は大きく広がり、刺激や喜びに満ちたものになるのだろうと思うのです。
みなさんもぜひ本書を読んで考えてみてほしいです。
今回はここまで
最後までご覧いただきありがとうございます。
※アイキャッチの書影画像は版元ドットコムから利用しています
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