読書に対する考え方が変わる!!!!
「大人のための読書の全技術」を紹介していく。
書籍情報
著者:齋藤孝
出版社:KADOKAWA(中経の文庫)
ISBN:978-4-04-601710-9
感想
普段から読書する人にも、しない人にも
本書の裏表紙を見てみると
激しい競争にさらされる現代人にとって、知識や情報が得られる読書は必要不可欠。「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できる」人が、より大きな成果を得られるのです。社会人の必須スキル・読書術をマスターするのに、才能や頭の良さは必要ありません。誰でもできる「齋藤メソッド」で、読書をあなたの武器にしよう!
齋藤孝、「大人のための読書の全技術」、2016年、裏表紙より引用
とある。
これを見ると、この本は普段読書を読まない人向けの1冊に思えるかもしれない。
しかし、それは違う。
作中で紹介される「齋藤メソッド」は、読書を習慣とする人にも参考になる考え方だ。
本書は、「なぜ読書が必要なのか」という導入から始まり、具体的な方法の紹介、そしてオススメの本の紹介という構成になっている。
例えば、冒頭の「なぜ読書が必要なのか」は読書をする人にも、しない人にも有用だ。
普段から本を読む人でも、『なぜ』の部分を拡張することで、読書に新たな価値を見出すことができる。
そして、本を滅多に読まないという人にとっては、読書への動機づけとすることができる。
ここに限らず本書では、普段から読書をする人・しない人両方に有用な内容が書かれている。
興味のある方はぜひ読んでみてほしい。
読書に対する考え方が変わる・広がる
読書をするとなると、読書中や読書前のことに意識が生きがちだと思う。
だが、本書では読書後のアウトプットが大切であることも教えてくれる。
本を選んで、読んで、終わり
という人は多いと思う。
私も昔はそうだった。
今でこそ本を紹介するブログを運営しているが、かつては読書を楽しむということに注力していた。
だが本書を読むと、読了後のアウトプットまでが読書なのだと改めて思わされる。
「読書は楽しいけど、全然活用できていない」
という人は読んでみてもいいかもしれない。
オススメの本が紹介されている
「どのように本を選べばいいのか」を含め、本書には読書に関する技術が多く紹介されている。
だが、読書初心者の方は困ってしまうかもしれない。
『具体的にどんな本を読めばいいの?』と。
そんな不安を解消してくれるのが、最後に紹介されている『社会人が読んでおくべき50冊リスト』である。
ここでは、著者の齋藤先生がリストアップした50冊が紹介されている。
小説に限らずエッセイや俳句、ビジネスなど、多岐にわたる書籍が紹介されており
「何から読めば全くわからん」
という人は、参考にしてみてほしい。
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