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【マンガレビュー】「あいだにはたち」:さおとめやぎ -間に二十歳-

20歳差のラブサスペンス「あいだにはたち」を紹介していきます。

 

 

書籍情報

著者:さおとめやぎ

出版社:講談社

 

 

コミックDaysにて連載されていました。完結済み。既刊6巻。

 

公式サイト↓

コミックDAYS

 

 

あらすじ

大学受験を控えた18歳 “高江玲於奈” は38歳の美人 “ミサさん” と出会う。

 

別れ際、彼女とまた会いたいが一心で “玲於奈” は自分の年齢・経歴を偽ってしまう。

しかし、”ミサさん” もまた秘密を抱えていて……

 

20歳差のラブサスペンスここに開幕!

 

作品の魅力、感想

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年の差20歳

なんといってもこの作品の特徴は、主人公とヒロインの年齢が20離れているということでしょう。

 

20歳離れていると交際には様々な弊害が生じてきます。

 

主人公 “玲於奈”が30歳の時、ヒロインである “ミサ” は48歳。

“ミサ” 目線で見ると、彼が若いままなのに自分はどんどん年を取っていくという恐怖があるのではないでしょうか。

 

さらに、”玲於奈” は年齢を偽っていて “ミサ” はある秘密を抱えているわけなので、みなさんが予想の通り多くの波乱が生じてきます。

 

互いに互いの嘘を隠しあう、スリル満点なサスペンスです。

 

読んでいると、山を命綱なしで綱渡りしているような気持ちになってきます。

 

最後まで読んでほしい作品

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最初この作品を読み始めた時、エッッッッの要素につられてページをめくっていました。

 

まあまず、表紙からそういう印象を受けるかと思います。

(私は表紙の絵とあらすじに興味を惹かれて、一話目を読み始めました笑)

 

でも、途中から “ミサ” の境遇が明らかになるにつれて、彼女に感情移入したり

“玲於奈” の心情が描かれたりすることによって、別ジャンルのフィクションとしてとらえることが多くなりました。

 

物語のクライマックスでは、ラブストーリーの側面が強くなっています。

 

“玲於奈” は物語初期と最終話でかなり印象が変わるので、彼の精神的成長にも注目して読んでほしいです。

 

いい兄貴だけど面白い

主人公の “玲於奈” には大学院生の兄がいます。(通っている大学のモデルはおそらく、日本一の工業大学だと思われます笑。)

 

彼女が存在したことがなく、女性経験のない兄貴です。

ですが、マジでいいお兄ちゃんです。

 

たまに空回りするときもありますが、弟思いでいつもサポートしています。

 

ただ、その思いが本人に伝わっていなかったり、頭の中の妄想が少し変だったりしますが…

 

なぜ彼女がいたことないのか不思議なくらいです笑。

 

兄貴のおかげで難を逃れることができたという場面が結構あるので、彼の動向に注目しながら読んでみるのもいいかもしれません。

 

 

※アイキャッチの書影画像は版元ドットコムから利用しています

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