ライトノベル

【ラノベレビュー】「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない(第5巻)」

青春ブタ野郎シリーズ第5巻を紹介していきます。

 

 

書籍情報

著者:鴨志田 一

イラスト:溝口ケージ @Keji_NtyPe

出版社:KADOKAWA

ISBN:9784048653947

 

『青春ブタ野郎シリーズ』と呼ばれています。略称は「青ブタ」。

 

 

 

 

(※通常のシリーズ物は『シリーズ名+巻数』という書籍のタイトルになっていることが多いですが、本作は1巻ごとにタイトルが異なります。)

 

2018年にアニメ化、その翌年2019年にはアニメ映画化されました。

 

アニメ第1話(Amazon)↓


先輩はバニーガール

 

映画(Amazon)↓


青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

 

コミカライズ化もされています。

 

この5巻までがアニメ本編の内容、6・7巻がアニメ映画の内容となっています。

 

あらすじ

ある日、”咲太” に一通の手紙が届く。なんと差出人の名は『翔子さん』だったのだ!?

果たして、彼女は咲太を救ってくれた初恋の人なのか。

 

そんなことに頭を悩ませる中、妹の “かえで” は一大決心をしたようで……

 

青春ブタ野郎シリーズ第5弾

 

作品の魅力、感想

当たり前が当たり前でないこと

自分には簡単にできることでも、他の人にとっては難しい。

 

そんな事があることを改めて感じたのは、この作品を読んでからです。

 

 

この巻のヒロインで、主人公の妹の “梓川かえで” は過去のトラウマから学校に行くことが出来ません。

 

心ではみんなと同じように行きたいと思っているのにもかかわらずです。

 

家の外に出ようとすると体が動かなくなってしまう、知らない人の視線が気になって何もできなくなってしまうという不安定な感情を抱えているのです。

 

 

自分が中学生・高校生のとき

「これくらい誰でもできるだろう」と思うことが結構ありました。

 

でも年齢を重ね自分の世界が広がるにつれて、当たり前が当たり前にできない人がいることを知ります。

 

今思えば自分にもできないことはあるのです、それに気づけないだけで。

 

私は多くの人とコミュ二ケーションをとるのが苦手だし、人前での発表もなるべくしたくありません。

 

本書を読むと、人に対して少し優しくなれるのではないかと思います。

 

アニメ版と若干異なるストーリー

この巻はアニメでいうところの11・12・13話、つまりラスト3話にあたるところなのですが、若干ストーリーが異なります

 

アニメの方が映画を意識した構成になっているからです。

 

劇場版を “牧之原翔子” の物語にするために、キャラクターの登場の仕方が異なっていたり、追加シーンが挿入されていたりします。

 

原作はもちろん、アニメの方もストーリー展開に違和感は全くないので、気になった方はぜひ見てみてください。

 

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※アイキャッチの書影画像は版元ドットコムから利用しています

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