『青春ブタ野郎シリーズ』第2巻
「青春ブタ野郎はプチデビル後輩の夢を見ない」を紹介していきます。
書籍情報
著者:鴨志田一
イラスト:溝口ケージ @Keji_NtyPe
出版社:KADOKAWA(電撃文庫)
ISBN:978-4-04-866808-8
『青春ブタ野郎シリーズ』と呼ばれている。
略称は「青ブタ」。
(※通常のシリーズ物は『シリーズ名+巻数』という書籍のタイトルになっていることが多いが、本作は1巻ごとにタイトルが異なる。)
2018年にアニメ化、その翌年2019年にはアニメ映画化された。
アニメ第1話(Amazon)↓
映画(Amazon)↓
コミカライズ化もされている。
あらすじ
バニーガールの一件が片付いたのも束の間、今度は “咲太” に明日が来なくなってしまった。
同じ一日を繰り返していたのだ。
そんな奇妙な出来事に尻を蹴りあった後輩 “古賀 朋絵” が関わっていることが分かって……
作品の魅力、感想
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友人関係ってめんどい
高校時代の友達関係って人によってはとてもめんどくさいものだと思う。
特に女子の場合は。
高校三年間過ごした中で、鈍感な私でさえも女子の人間関係は面側臭そうだなあ、と感じていた。
仲のいい友達同士でグループが形成されていて、そのグループ同士の関係がギスギスしている。
男子もそういったグループが存在してはいたが、女子の場合そのグループ間でやっていいこと、ダメなことが暗黙の了解のもとに明確に線引きされていた印象がある。
ああ、自分は男に生まれてよかったなあ、と何回も思ったほどだ。
他人からどう思われるか
中高生という多感な時期は、他人からの視線が気になるものだと思う。
事実、私も周囲を気にしながら生活していた部分があった。
周りを気にして行動に移せなかったり、上手く発言できなかったりした。(今でも完全には克服できていないが….)
何より自分のイメージを崩さないように行動していた気がする。
しかし中学・高校を卒業して、大学というこれまでとは全く異なる環境にいるからこそわかることもある。
そして何よりバイトを始めて自分の居場所が学校の中だけではないんだ、と気づいた時から考え方が変わった気がする。
周囲に合わせるということは自分を捨てるということと同義で、結果的に自分を裏切っていることになる気がする。
もちろん、場の空気を読むことも大事なことだと思う。
だけど周囲に流されるまま意思決定をしてしまったら、それは自分の選択といえるのだろうか。
自分が自分であるために、あえて空気を読まないということも必要なのかもしれないと感じる。
※アイキャッチの書影画像は版元ドットコムから利用しています
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