ライトノベル

【ラノベレビュー】「青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない(第3巻)」

青春ブタ野郎シリーズ』第三巻を紹介していきます。

 

作品情報

著者:鴨志田一

イラスト:溝口ケージ @Keji_NtyPe

出版社:KADOKAWA(電撃文庫)

ISBN:978-4-04-869173-4

 

『青春ブタ野郎シリーズ』と呼ばれている。

 

略称は「青ブタ」。

 

(※通常のシリーズ物は『シリーズ名+巻数』という書籍のタイトルになっていることが多いが、本作は1巻ごとにタイトルが異なる。)

 

2018年にアニメ化、その翌年2019年にはアニメ映画化された。

 

アニメ第1話(Amazon)↓


先輩はバニーガール

 

映画(Amazon)↓


青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない

 

コミカライズ化もされている。

 

あらすじ

咲太” の周囲に、またもや思春期症候群が降りかかる。

 

数少ない友人の一人で、科学部所属の女子 “双葉理央” がなんと二人存在しているというのだ。

 

果たして彼女の抱える不安定な精神とは何なのか。

“咲太” の大忙しの夏休みが今、幕を開ける。

 

作品の魅力、感想

自己嫌悪

自分が嫌いで嫌いで仕方がない。

 

と直接的に思ったことはない、私の場合は。

 

でも心のどこかに自分を嫌っている感情があるのも知っている。

 

そしてこの感情に振り回されて、自己嫌悪の沼に足を取られてしまう人を知っている。

 

 

だけど、この感情は無理に向き合う必要のないものだと思う。

この感情に折り合いをつけるのはなかなか難しいからだ。

 

作中で咲太も言ってた通り、「まあ、こんなもんだろ」程度でいいと思う。

 

小学校とか中学校では、自分自身に向き合えとか、自分から逃げるなとか言われる。

 

だけど、逃げることも選択肢の一つだと思う。

目をそらしてもいいこともあると思う。

 

必死に向き合って、心がすり減って壊れてしまうよりはずっといい。

 

まあこれは、私の母の受け売りなんですけども(笑)。

 

まあ、中学とか高校生の時は周りが見えなくて、そんな簡単なことにも気づけなかったりする。

 

学生時代にこの本に出会っていたら、と思う人もいると思う。

 

気兼ねない友達

本シリーズの主人公である “咲太” には2人も友人がいる。

 

バスケ部所属のイケメン “国見” と科学部所属の女子 “双葉” だ。

 

彼らは自分の思っていることを遠慮なくぶつけ合うことが出来る、そういう仲だ。

 

 

このシリーズを読んでいると、あの関係性がとても羨ましくなってくる。

 

といってもそんな親友のような友達は、作ろうと作ろうと思ってできるようなものでもない。

 

なので、まあ諦めて日々気まぐれに過ごしていこうと思う。

 

もしこの記事を読んでいる人で、親友といえる人がいるなら大切にした方がいいよ、たぶんね。

 

“牧之原翔子”

この巻で謎に包まれた少女 “牧之原翔子” の秘密の一端が明らかになる。

 

彼女をメインヒロインに据えた物語は

「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」と

 

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「青春ブタ野郎はハツコイ少女の夢を見ない」

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で描かれる。

 

この二冊のために1~5巻までがあるといっても過言ではないので、興味がある人は映画とともにチェックしてもらいたい。

 

 

※アイキャッチの書影画像は版元ドットコムから利用しています

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