小説

【小説レビュー】「キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ」

こんな従兄弟がいたら欲しいな

と心の中で思いました、この本を読み終わったとき。

 

 

 

高校三年生の主人公 “和泉 勝利”は父の転勤によって、いとこ姉弟と暮らすことになる。そして久しぶりに会った5歳年上の “花村 かれん”は驚くほど美人になっていた!!

 

というのが本作のあらすじです。

 

いや羨ましすぎんだろ。美人と一緒に暮らせるってことは、美人に甘やかしてもらえたり、ご飯作ってもらえたり、一緒に食事できたりするんでしょ。

いや本当にズルい。

自分も中学生の頃はこういうシチュエーションにあこがれたものです。笑

 

 

というのはさておき、本作は恋愛小説です。

なるほど、やっぱそういう展開になるんだなあ、と思ったあなた。

 

そうなるんです!!!

実際に読んで確かめてほしいです。

 

 

それにしてもヒロイン “かれん”って本当に可愛いんですよね。

文章から容姿が端麗であることが伝わってきますし、ちょっと抜けたところもそれはそれで助けてあげたくなるんですよ。こっちが恋してしまいそうだぜ。

 

絵や映像がない、文字だけの小説という媒体で人の魅力をここまで伝えることができるのってすごいですよね。もちろん、筆者の執筆力だけじゃなく、読み手の妄想力や読解力にもかかってくるんですけどね。

妄想力って言うと、なんか気持ち悪いですね笑。想像力です。

 

 

さらに、この “かれん” に対して心が揺れ動く “勝利” の心は、読んでいてとても共感できます。

恋をしたことがある男ならば、誰でも共感できるのではないでしょうか。

好きな人に振り向いてほしい、誰かに触れられたくない、自分だけのものにしたい、と思ったことはあるはずです。

 

それに、可愛い人と一緒の家なんて、思春期の頃に一度は考えそうなものですし。

 

 

さて、こんな本作ですが題名からもわかる通りシリーズ化されています。

1994年に第一巻が刊行後、今年の6月に完結しました。

 

 

「おいしいコーヒーのいれ方」のシリーズが全部で10巻、その続きである「おいしいコーヒーのいれ方 Second Season」が8巻、計18巻の長編シリーズですね。

 

さらにコミカライズ化もされており、『少年ジャンプ+』にて連載中です。私はここからこの作品を知りました。

 

 

こちらも “かれん” が可愛いのでぜひ読んでみて下さい。

 

 

今回はここまで

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

じゃあね

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